【生産者さんに聞きました#1】
日ごろなんとな～く気になっている、食べものの小さな疑問にお答えします。
気づくと冷蔵庫で干からびたりフワフワと白いカビが生えたりする、しょうが。
高知県のしょうが生産者、高知水田農園のかおりさんに保存方法を聞いてみたところ、意外な答えが……！？やってみたくなる簡単レシピも教えてもらいました。
────────────────────────────────────
常温保存が基本！冷蔵庫に入れると腐ります
水田かおりさん：
「しょうがの保存方法、よく聞かれます。
しょうがは『常温保存』です。乾燥しているようだったら少し湿らせて、ポリ袋や、チャック付きの袋に入れて、早めに使ってください。
農園では、しょうがは一年中14～15℃の予冷庫で保管していますが、家庭用の冷蔵庫に入れると腐るので気をつけてくださいね」
しょうがって、スーパーでは冷蔵ケースで売っていることも多いので、てっきり冷蔵保存だと思ってた！とスタッフ一同びっくり。「冷蔵で売られているしょうがは、半分風邪をひいてるんじゃないかと思います」と水田さん。
教えてもらえてよかったです……。
すぐやってみたくなる、水田さんのしょうが使い切りレシピ
水田さん：
「使いきれない時は、酢しょうがを作っておくと良いかな。しょうがと同じように使えます。ごはんに乗せてもさっぱりしていいですよ」
＜酢しょうがのレシピ＞
しょうがを刻んで、同量（ひたひた）くらいのお酢と、少しはちみつ（なかったらお砂糖でもOK）
冷蔵庫に入れたほうが安心です。
チャーハンや、炒め物、焼きそば、お好み焼き、カレーの隠し味に。しょうがの代わりに使えます。ごま油や醤油を混ぜると中華風になりますよ」
「もう一つは、すりおろしてはちみつに入れるはちみつしょうが。」
＜はちみつしょうがのレシピ＞
【はちみつ100㏄＋おろし生姜大さじ１】
これが覚えやすくて絶妙においしい黄金比率です。でも、こだわらずどれくらいでも大丈夫ですよ。
お湯で割ってはちみつしょうが湯に。お湯を入れる前にゴマのすりおろしを入れてもおいしいです。
食パンにぬってトーストした、はちみつしょうがトーストは、簡単だけどすごくおいしいです。
食べてるとすぐ手やほっぺが温かくなります。
バタートーストにぬるのもいいし、ヨーグルトに入れるのもおすすめです」
水田さん：
あと、息子は『たくさんあるときは、すりおろして冷凍がおすすめ』と言っていました。
すりおろしでも、刻みでも、平らにのばして冷凍しておくと本当に便利！だそうです。
おろしの冷凍だったら、お料理に薬味に、しょうが醤油や紅茶、はちみつしょうが湯など、気軽に使いきれると思います」
お話を聞いていたら、もっとしょうがを活用してみたくなりました。
水田さん、ありがとうございました！
──────
高知水田農園 農産工房やしろ 水田かおりさん
