こんにちは。有限会社良品工房の白田(はくた)さやかです。
このたび、「ニッコリーナ」のウェブサイトをオープンしました。
このサイトができた経緯や、これからやっていきたいこと、めざしたいものについて少しお話しさせてください。
はじまりは東京駅のお店
「ニッコリーナ」はもともと、2024年8月まで東京駅で営業していた私たちの直営店の名前でした。
開店した2010年ごろは、まだ食のセレクトショップという業態はめずらしく、地域産品を買うところといえば「=アンテナショップ」というイメージでした。
セレクトされた全国のめずらしい食品が一か所で、しかも東京駅の中で買える、というのは(自分たちでいうのもなんですが)当時なかなかキャッチ―な取り組みだったと思います。
東京駅の工事で閉店するまで、14年以上営業させていただくことができました。
ニッコリーナ エキュート東京店(2024年8月閉店)
お店を通じてできた、あたたかなつながり
日本中の人が行きかう東京駅で全国各地の商品を販売する、ということを通じて本当にたくさんの出会いとつながりに恵まれました。
特に生産者さんたちとはあたたかな交流を持たせていただきました。
納品のたびにお手紙やスタッフの試食分まで入れてくださる方もいて、ものの売り買いだけではない絆を感じていました。
スタッフと産地を訪問し、うかがったお話をパネルに表現して商品と一緒にお客様にお伝えする「企画展」は毎回好評で、生産者さんとお客さま、どちらにも喜んでもらえたのがうれしかったです。
生産者さんに勉強会をしていただいたり、社長のまかないをみんなで食べる「社食」に来てくれたりしたこともありました!
人気のあった企画展「ほしいも展」
生産者さんによるスタッフ向け勉強会で、おせんべい焼き体験
月1回、地域の食材で社長がつくるまかない「社食」
「ニッコリーナ」を地域産品の“編集部”にしよう!
これまでのつながりをお店という形だけではなく、もっと多角的にお客さまや食にたずさわる方たちと共有したいとみんなで考えたキーワードが「編集部」でした。
生産者さんとのやり取りでうれしかったこと、訪ねてみておどろいたこと、日々の食事や買いものでのよろこび、気づきをよみものやイベント、お買い物体験といった形に「編集」して表現していくプロジェクトとして「ニッコリーナ」をスタートします。
地域産品好きのプラットフォームをめざして
みんなで商品をつくるワークショップや映画の上映会など、地域のおいしいものが好きなみなさんと、やってみたいことが色々あります。
よちよち歩きでのスタートですが、「ニッコリーナ」スタッフみんなでさっそく張り切って、よみものやイベントの準備をしています。
地域産品にまつわるアレコレをニッコリーナらしくお伝えしていきますのでたのしみにしていただけたら、うれしいです。
関連ページ:「わたしたちについて」